自分を小生というおとこの人って・・・
小生のイメージががらっと変わった。途中から文語と口語が区別されずに語られているから面白みがない。集約すると慇懃無礼。口語で使うのは変と思うが。小生のイメージが一人歩きしすぎでは。同様に女性が謙遜して使用する一人称に"妾"がある。私が思う妾のイメージと随分離れている。
わらわ ワラハ [1] 【妾】 (代)〔「わらわ(童)」と同源〕一人称。女性が自らをへりくだっていう語。近世では,特に武家の女性が用いた。わたし。「―を一人召しおかれなば/平家 1」
"妾"と同じように、"小生"本来の意味と乖離している方が多いとなると、"小生"は失われていくのだろうな。
管理人かどうか置いておいて、ネット上での1人称のイメージってこんなものかな。朕のイメージが可哀想。とはいえ日本で知ってる限り玉音放送に出てきたくらいなんですが。
日本語が日々変わりゆくのに何の感慨も抱かないというと嘘になりますが。文化力とでも言いましょうか、近年それが衰えていくように思えてならない。それもまた日本の特色になってしまうのでしょうが、情報を売り物にしていく身としては嘆かわしい限り。何しろ言語は民主制ですから、大多数が白といえば白です。白と書いて黒と読むといえば黒なんでしょう。
小生にできることといえば、元は白だったのだと書くだけ。