大二病の治療

積極的でないというのは、どんな欠点より致命的。
二十歳付近まで成長すると、物事を抽象的に理解することができるようになります。抽象的な思考というと一見して便利そうですが、度を過ぎると何もやる気がなくなる病気にかかるように思えます。
極端な例では「年を取ると勉強ができなくなる」。これは、勉強する前から、勉強する対象を抽象的に捉えることができるようになって、面白くないと感じてしまうという理屈です。もうすこし年を取ってみないと分からないけど。

積極的でない、消極的で受動的。いわゆる空気なので、居ても居なくても大差ない。存在していながら、物事に影響をほとんど及ぼさない。

という病気にかかってた私から言わせてもらえば。消極的な人々は、周りが思ってるより遙かに自我が強い気がします。物事を細かく捉えず、抽象的に考えて、本質を理解した気分。これでいくと、学習が数分思考しただけで終わってしまう。らぐらんじゅみていけいすうほうって名前を覚えて、自分で考え出したかのような錯覚に。おおよそ中二病ですね!
また、Buzzwordsが良い例で、一昔前のユビキタス・マルチメディアとか…。最近はクラウドコンピューティングがその気(?)がします。クラウドコンピューティングだって、一言でまとめられる技術じゃないような気もしますが。諸々の技術の集まりの総称を知って、技術を知った気でいるのが割と重傷。(オブジェクト指向がもっと怖いけど。)

昔、こんな病気と闘っていましたが、自分で自分を客観的評価スキルを上げたら結構よくなりました。
まだ後遺症は残ってる様子ですが。